本日は、イギリス留学、YMSのデメリットについてです。
留学を検討されている方は、必ずメリットもデメリットも把握したうえで、渡航されたいかと思います。メリットについては、前回のコラムで書いたのでこちらからご覧ください。
今回のデメリットは「イギリス留学で一般的に言われているデメリット」でご案内します。
ただ、イギリスで一般的に言われているデメリットを私はあまりデメリットと感じていないので、「賛同出来ますか?」と聞かれると「・・・。」という感じです(笑)
デメリットはありとあらゆるサイトに掲載されているので、普通に書いても面白くないため、今回は視点を変えてこのデメリットを「どのようにメリットにするのか」「本当にデメリットなのか」について個人的な意見を書こうかな…と思います。その為今回のコラムはひねくれています。
普段のブログでは、個人的な意見を書く時は、やんわりと書いていますが、今回のデメリットについては、個人の意見です。この記事を見る人によっては、「そんなことないよ!」と思う方も居ると思いますが、今回に関しては、一個人の意見なので、クレームは受け付けません。
オンライン相談や、渡航前オリエンテーション、渡航直前オリエンテーション時によく聞かれる、「私が住んでいて感じている事」を本日書きます。短期滞在や観光ではなく、長期間イギリスに住んで、働いているからこそお伝え出来る、現地エージェントや長期在住者ではないと言えない感覚です。
言葉ではなく、文字のみで伝えようと思うと、語弊が生じる可能性があるので、普段は私の感覚の事はブログでは書かないようにしていますが、ただのデメリットを書いても、既にネットに情報が出ていて、面白くないので今回は敢えて私の感覚で書きます。何度も言いますが、ひねくれたブログが苦手な方には合わないと思うので閲覧をお控えください。
一般的に言われているメリットは下記の通りです。
生活費が高い
イギリスは物価が高いとよく言います。確かに一部は高いなと思いますが、「生活費が全て高いですか?」と聞かれると私はそうは思わないです。過去のコラムでも書きましたが、イギリスで高いのは、外食費用、交通費、ガソリン代、タバコ代、お菓子、お酒です。しかし、食費については絶対に安いです。
私は健康上の理由で基本的に夜ご飯しか食べれません。ランチは軽食で、ご飯と言うご飯は食べてない事が多いです。その為、お肉屋さんでちょっといいお肉を買うし、お魚屋さんで新鮮なお魚を買っています。
それでも、フィレステーキが£15前後、¥2,955で帰るから安いです。1回で300gは買っているので、100gで考えたら約1,000円です。日本のお肉屋さんだと、300gを買おうと思うと、安くても¥6,000はします。なので、日本のお肉屋さんとイギリスのお肉屋さんを比べると絶対にイギリスのお肉屋さんの方が安いです。
魚屋さんも同じで言う程高くないで、サーモンも肉厚のサーモンを300g前後買っても£5前後で¥985です。イカも小さいイカが1匹で£1(¥197)、蠣は1個£0.49(¥96)です。何が高いのかよく分かりません。
上記のお肉、お魚はお肉屋さん、お魚屋さんで買っているか傾向的に高めですが、スーパーで買えばもっと安いです。お野菜も安いし、フルーツは間違えなく日本の方が高いです。
節約しようと思えば、1週間で£25(¥4,925)あれば足ります。£20以下で生活している生徒さんもたくさんいます。
次に日用品ですが、ここで言う日用品は、トイレットペーパーとかシャンプーとか洗剤とかで、これも別に高いと思った事は一度もないです。日本で生活していた時に、日本の日用品が高いと思った事もないです。
私は物に執着がなければ、物欲もないので私が欲しい物は、必要な物なので迷わず買います。トイレットペーパーは絶対に居るし、食器洗剤も絶対に居るので、ここを節約しようとは思わないです。それでも、こういう日用品系は月に£30(¥5,910)使う事はない気がします。
例えば新しい食器を買ったや調理器具を買ったとなると、超える事はあると思いますが、普段の日用品系で£30以上使う事は私はありません。
最後にお洋服やかばん、お化粧品等についてですが、これはお店によります。ブランド物を買おうと思えば高いし、安いのでいいのなら安いです。なので、自分の予算に合わせて買うのが良いと思いますが、薬局やデパートで見ていて高いと思いますか?と聞かれると高いとは思わないです。日本の薬局やデパートの値段と大差ないです。
ただ、シャネルの香水がとか言われたら、高いなと思いますが、「シャネル」と言うブランドを考えるとそんなものなのかなと思います。ちなみに、私は人生で一度もシャネルは買った事ないです(笑)
感覚的な話になりますが、私は物にお金を使う事が出来ないので、物をたくさん買うと言う事はあまりしないです。お友達がイギリスに来ると、アウトレット連れてってとせがまれるので、何人か連れて行きましたが、結構買っていました。買っていた人は、30~50万位買ってましたが、日本で同じものを買うより安いと言ってました。
ブランドの名前を全部は憶えていないのですが、多分バレンシアがとかトミーヒルフィガーとかそんな感じの名前でした。
イギリスで高いのが、全ての外食費用、交通費、ガソリン代、タバコ代、お菓子、お酒です。
日本の方が高いのが、飛行機代、お肉、お魚、野菜、フルーツ、携帯代、新幹線代です。
私の結論は、観光客に優しくて安いのが日本、生活している人に優しくて安いのがイギリスです。
こうやって書くと日本がひどいみたいな書き方になっていますが、日本は観光客に優しいと思います。
なので、何を目的でイギリスや日本で過ごすかによりますが、私個人の意見としては物価が高いは同意出来ません。また、最低賃金が£11.44(¥2,137)なので、現地で稼いで生活する分では、生活が成り立たないと言う事は基本的にはないと考えて貰って問題ありません。
姉妹会社を含めて、現在「アイルランド、イギリス、マルタ、オランダ、アイスランド、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド」を取り扱っています。この中で物価が安い順に並べるのなら、
マルタ→イギリス→アイルランド→オランダ→デンマーク、スウェーデン、フィンランド→アイスランド、ノルウェーと言う認識で、マルタの次に安いのがイギリスです。アイルランドとイギリスは、物価はほぼ変わらないですが、家賃を考慮するとイギリスの方が安いです。マルタに関しては、比較する余地なく安いです。
私はお給料をポンドとユーロで貰っていてます。アイルランドやイギリスの金銭感覚を一緒とするならば、フランスやドイツ、スペイン、イタリアは安く感じます。ポーランドやギリシャも安いと感じますが、スイスは高いです。
アイルランドやオランダの方が生活する分には高いと感じます。話が少し脱線しますが、北欧については、家賃を抑える事が出来るので、家賃込で考えた時にはイギリスより安い場合がありますが、イギリスもロンドン在住か郊外在住でも話が変わります。
イギリスが凄く高いと案内しているサイトが多いですが、個人の意見としてはポンドで稼ぎポンドで生活するなら高くないですが、観光で来るのなら高いと感じます。
天気が悪い
イギリスを調べていると必ず出てくるのが、雨の多さと冬の悪さ、冬の日照時間の短さについてです。皆さんは天気が悪いと言うのは何を示しますか?多くの方が雨の日の事を指すと思います。
前回のイギリスの基本情報のブログで天気について書きましたが、確かにイギリスは雨が多いです。さらに雨が降ったり止んだりを繰り返して、天気が良いからと思い洗濯機を回して、5分後には嵐のようになることもあります。天気予報が外れる事も多く、あまり天気予報があてにならないのも事実です。
さらに冬の寒い時期は長く、日照時間が1日7時間あるか?ないか?の時期もあります。上記の事をだけを言えば天気が悪いのはデメリットかもしれません。
しかーし、イギリスの夏はどうでしょうか?日本の溶けるような暑さはありません。湿気が多い日本は日陰に行っても暑く、クーラーがないと熱中症で事故が発生する国です。イギリスにはこのような暑さは皆無です。一般家庭にはクーラーがない所が多いです。さらに22時頃まで明るいので、夏はたくさん遊ぶことも出来ます。
私が日本で日本語教師のアルバイトをしていた時に、ほとんどの国の生徒さんが「日本の暑さは耐えられない」と言ってました。中にはアフリカ出身の生徒さんも居ましたが、「アフリカより夏は過酷」と言っていて衝撃でした。何を基準にするかによりますが、私は暑いのより寒い方が得意なので、「猛暑と厳冬」を比べた時に私の苦痛は猛暑です。何回も言ってますが、基本的に冬は寒いです。寒いから冬なのです
しかし、雨が多く冬の日照時間は短いのでデメリットの一つと思っても間違いではないと思います。
イギリス英語に慣れるのに時間が必要
こちらに間しては、全く賛同出来ません(笑)大前提として、留学やYMSに行かれる方で「私英語を完璧に理解しています」と言う方は少数派です。私も「英語ペラペラですか?」と聞かれたら、「理解は出来るよ」と言いますが、「私英語ペラペラなの!なんでも分かるの!」と言う事は絶対にないです。なぜなら、分からない事がまだまだたくさんあるからです。
渡航前オリエンテーションや渡航直前オリエンテーションでは、皆さんに同じ事を案内していますし、何回も同じことを言っているのに、日本語ですら言葉に詰まる時があります。日本のお城巡りが好きで、日本各地のお城を巡っていますが、お城の構造の名前や建物の部位の名前はまだまだ勉強中です。日本の辞書を開けば分からない事がたくさんあります。日本語ですら怪しいのに、英語を完璧に全て理解するなんて不可能やーんって思っています。冗談はさておき、現地で生活していて、日常会話で困る事はなくなりました。
私がワーホリで渡航した国は、アイルランドだったのですが、英語力がなさ過ぎて、「アイルランドアクセント」「イギリス英語」以前の問題です。恐らく、多くの方が私と同じ状況です。
逆に言えば、スコアを持っている方や既に留学経験があれば、戸惑う場合がありますが、IELTSやCambridge対策をしているのであれば、イギリス英語が難しいと思う方の方が少ないと思います。
たまに単語が違うので、そういう時は「ん?」と思う事はありますが、私たち外国人がアメリカ英語を話そうがイギリス英語を話そうが、そんな事に何か言ってくる人は少ないです。
私はアイルランドに住んでた期間が長かったので、イギリスに引っ越した当初は戸惑いましたが3日あれば慣れます。きつく聞こえてしまうかもしれないですが、「イギリス英語に苦戦している」は言い訳だと思っています。それでも、イギリス人の中でもアクセントが強すぎる方が居るのも事実なので、時と場合によりますが、基本的には英語力の問題です。
また、「イギリス人は全員綺麗な英語を話す」と思われる方が居ますが、地域によりアクセントが異なります日本でも、青森と熊本が違うように、各地域によって異なります。アクセントの話までしたらキリがないので、これ以上は書きませんが「イギリス英語に慣れるのに時間が必要」はちょっとよく分かりませんでした。
食事があまり美味しくない
イギリスの食事は美味しくないと言うのもよく聞きます。オンライン相談の際にも、多くの方が「でも、イギリスの食事って美味しくないんですよね?」と聞かれます。
一般的に人の味覚は3歳までに土台が決まると言われています。私の感覚だと多くの日本の家庭で使われている調味料は「出汁、醤油」かと思います。「イギリスでこの2種類を利用するのが一般的ですか?」と聞かれると、「塩、コショウが一般的です。」と答えます。もちろんその他にも使われる調味料たくさんあります。
私たち日本人は、「出汁、醤油」で味付けされた料理を好むなら、イギリスでは「塩、胡椒」で味付けされるのが好みかもしれないです。これを考えるとそもそも、味の好みが違うので、日本の味付けが好きな人から考えるとイギリスの味付けは好みではない可能性があります。「まずい」とか「美味しい」とかではなくて、「好みの味付けではない」です。
例えば、海外で生活していると、久しぶりにお味噌汁飲むと「ホッとした気持ち」になりますが、外国人が同じ気持ちになるかと言われるとなりません。お味噌汁の美味しさが分からないと言う方もいますが、日本で育った方で、「お味噌汁が嫌い」はあまり聞いた事がないです。
「イギリスのレストランは美味しくない」と言われるも方居ますが、「美味しいお店」もあれば「あれ?」と思うお店もあります。日本でも同じで「美味しいお店」もあれば「あれ?」と思うお店もあります。
次に自分で自炊する場合についてですが、食材の一つ一つを考えた時にイギリスの食材は美味しいです。「イギリスの主食って芋ですよね。」と聞かれますが、「イギリスのお芋は馬鹿に出来ない」です。
ジャガイモがあそこまで美味しいのは、ある意味芸術です。私のジャガイモ消費率も高いので1日1芋はしている気がします。ご飯を食べる時でもジャガイモ食べます(笑)
お肉についても、和牛とイギリスのお肉屋さんのお肉を比べる場合は和牛の方が美味しいです。個人的には和牛に関しては、世界で一番美味しいお肉です。しかし、パックで売られているお肉を比べると恐らく大差はないと思います。
魚については、ホタテ、鮭、タラについては、イギリスの方が美味しいです。鮭とタラの肉厚は素晴らしいです。日本の鮭がペラペラに見えるくらい、イギリスの鮭とタラは分厚くてふわふわで美味しいです。
レストランやホストファミリーが作るご飯は、私たち日本人の好みの味付けではないかもしれないです。ただ、食材を買い自分でご飯を作るのなら、毎日美味しいご飯が作れます。美味しいご飯の定義については、もちろん人により異なります。
オンライン相談時に自炊について際に聞かれるのですが、「自炊については自分の腕次第ですが、私が作れば私は美味しいです。これは私が料理が上手と言っているのではなくて、私の好みの味なるから美味しいのです。私の好みの味と食べる方の好みの味が違えば、美味しくない です。基本的に自炊をするなら、自分の好みの味になるから美味しく作れると思います。自炊をした事ないのなら、苦戦するかもしれないですね。」と説明します。
結論、「イギリスのご飯が美味しくない」は賛同できませんでした。
ある程度の語学力が必要
イギリスは語学力が必要とよく言われますが、外国に住むのならどこに行こうが一般的には語学力が必要です。英語、スペイン語、中国語、イタリア語、何語でも構わないですが、日本以外に住むのならある程度の語学力が合った方が生活がしやすいです。
なくてもなんとかなる国もありますが、そもそもワーホリや語学留学に行くのなら、語学力を伸ばす目的も少なからずあると思います。
「英語力必要ですよね?」と聞かれますが、日本以外に住むのなら語学力は合った方がいいですし、これに関しては何がデメリットなのかがが分かりませんでした。「オーストラリアやカナダだと英語が全くできなくても、仕事が見つかるけどイギリスだと見つからない」と言う意味で英語力が必要と言ってるのであれば、そんなに英語力がなくても見つかっている人は居ます。
この英語力については、私的にはデメリットと言うより「英語を絶対に話さないといけない環境」と考えるとメリットの部類に入る気がします。
日本人が少ない
こちらも調べていると出てくるのですが、日本人が少ないのはメリットでしかないと思います。全くいないわけでもないですし、ある程度は知り合えますし、本人の意思で日本人の友達を作らない方は居ますが、日本人の友達を作ろうと思えば作れますし、日本人の知り合いは出来ます。
全体的に日本人が少ないのは語学学校にも日本人が少ないので、英語を話す機会にもなりますし、これは完全にメリットです。せっかく留学しに行くのなら日本人が少ない環境で挑戦するのは、いい事だと個人的には思うので、私はデメリットと感じていないです。
語学留学ではアルバイトが出来ない
これはデメリットですね
「せっかく留学するのなら、アルバイトがしたい!」や「語学力向上を目的だから、YMSではなくて語学留学がしたい!」と言う方も居ます。でも、絶対に語学留学ではイギリスでアルバイトが出来ません× こっそりアルバイトをしたら不法就労で、国際犯罪者です。見つかったら普通に逮捕で、日本に送り返されます。
でも、アルバイトの経験が欲しいと言う気持ちはよ~く分かります。なので、私がオススメしているのが、イギリス×アイルランドの2か国留学です。「イギリスに憧れがあるから、イギリス留学で、休学するから1年間滞在したい」と言う声が非常に多い。
この場合は、イギリス留学で4カ月間学校に通い、英語力を向上してから、アイルランドにそのまま渡航しアイルランドに8カ月間滞在します。アイルランドでは就労が認められているので、イギリス留学をしながら、アイルランドではアルバイト経験が出来ます。さらに、イギリスで既に英語を話しているので、アイルランドの生活はスムーズにスタート出来ます。
イギリス留学も出来て、ヨーロッパ(海外)で就労経験も出来るという一石二鳥の2か国留学です。上記プランで2か国留学をお申込みされる方には、現地サポートが無料です。
話を戻し、語学留学では絶対にアルバイトが出来ないので、これはデメリットだと思います。
さいごに
以上が、一般的に言われているイギリス留学のデメリットです。今回は結構毒づきました(笑)賛否両論あると思いますが、自分の力で変える事が出来ない事は、受け入れるしかありません。文句言っても何も変わらないのなら、受け入れた方が私は楽だと思います。仏の心を手に入れたら私は、文句すら出てこないです。
ふ~んとして思っていないです。なので、デメリットの話を聞いても「そうなんだ」というのが私の素直な意見なのですが、それではコラムは成立しないので、あえてひねくれて書いています。冒頭にも書きましたが、クレームは受け付けていません。
どこの国に留学するにしても、生かすも殺すも自分次第です。私は皆さんの留学生活が「楽しく安心して現地で生活でき、素敵な海外生活になるように全力でサポートする」をテーマに留学の相談、現地サポートを行っています。
次回のコラムでは、イギリスの都市のご紹介です。