本日は、皆さんが悩まれる「英語のアクセント」についてです。
イギリス留学される方は、ブリティッシュアクセントに憧れて渡航される方が多い傾向にあります。ほとんどの方が自分の英語に自信がなく、日本人の前で英語を話すのを嫌がる人が多いです。また、「日本人のアクセントをなくすにはどうしたらいいですか?」と聞かれる方も多いです。どの地域でも必ずアクセントがあり、アクセントは魅力の一つです。
日本にもたくさんのアクセント(訛り)があり、日本国内だけで大きく分けて16種類あると言われています。その全てが日本語ですし、全てが正解で間違いなんて一つもありません。そして、ネイティブスピーカーの私たちは、ほぼ全ての地域のアクセントを理解出来ますが、日本語学習者は難しいと思います。
中には、方言が強くて同じ日本人でもなんて言っているのか分からない事もありますが、私はその方言は魅力の一つだと思います。地域によっては、方言を大切にしている所だってありますし、学校で学ぶ所だってあります。そのような方言は文化的にも大切にしていった方が素敵だな…と個人的に思います。
日本語にたくさんのアクセントがあるように、英語にもたくさんのアクセントがあります。イギリスでも、London, Birmingham, Cardiff, Edinburghでは異なります。
フランス語話者が話す英語はフランスアクセントになるし、スペイン語話者が話す英語はスペインアクセントになります。逆に、英語が第一言語の方がフランス語を学ぶ時は、English アクセントになります。
実は私は日本に滞在していた時、日本語教師のアルバイトをしていたことがありました。母国語がどこの国かによって、音の出し方が違うし、間違え方も違っていました。それでも、私は外国人と日本語で話していて、アクセントが変だと思った事はないですし、理解出来る事が多く、それをストレスに感じた事もないです。厳密に言うとアクセントについて、深くは考えた事がなかったです。
発音が間違えていた場合は訂正していましたが、アクセントの問題の場合は気にしていなかったです。しかし、外国人同士では「○○のアクセントが分からない」や「○○のアクセントは聞き取りにくい」と言ってました
でも、ネイティブの私からすると、全ての方の言葉が理解できるし、アクセントの相談をされる方は、日本語初級者~初中級者位の方が多かったです。中級以上の日本語学習者の方からこのような事を言われた事は少なかったです。なので、第二言語を勉強する場合の一つの壁がこのアクセントです。私は、ネイティブみたいなアクセントで話せる方は「凄いな」とか「かっこいいな」と思いますが、自分が話せますか?と聞かれると「それは無理です
」と答えます(笑)このアクセントは、凄く問い合わせが多くて悩んでいる方が多いので、「どうしたら気にしなくて済む」のかを考えて、調べていたら面白い記事を何個か見つけました。
まず、世界で最も話されている第一言語は、
1位 中国語 9.2億人
2位 スペイン語 4.8億人
3位 英語 3.8億人
4位 ヒンディー語 3.5億人
というランキングがあります。
この数字は、第一言語なので母国語として話している人数です。
次に世界で最も話されている言語は、
1位 英語 15億人
2位 中国語 11億人
3位 ヒンディー語 6億人
4位 スペイン語 5.5億人
です。この数字は、母国語を基準とせずに話している人数です。多くの方がアクセントを気にしていますが、それ以前に英語話者の中でネイティブは25%しかいないのです。
世界で魅力的に感じるアクセントランキングと言う記事を見つけました。
このアクセントランキングは、約9万6千人の方に31か国のアクセントを自分が魅力的だなと思う順に並べて下さいというアンケートです。人数が9万6千人なので、しっかりとした数字が出る事が分かります。
皆さんは日本は何位だと思いますか?またイギリスは何位になっていると思いますか?
ランキングは下記の通りです。
1位 ブリティッシュ
2位 アイルランド
3位 オーストラリア
4位 アメリカ
5位 フランス
6位 ドイツ
7位 スコットランド
8位 ニュージーランド
9位 カナダ
10位 インド
11位 日本
です。
私はプラス思考なので、この1位~10位の中で、ネイティブの国のブリティッシュ、アイルランド、オーストラリア、アメリカ、スコットランド、ニュージーランド、カナダは英語圏なので除外すると、日本は4位です。約10万人アンケートで日本は4位で魅力的に感じると結果が出ているのだから、これは誇りに思うべきです!
私はジム仲間によく「日本語喋って」と言われるので、適当なセリフを言いまくりますが、「可愛いね」と言われます。真剣に話してと言われたら、真剣な顔で適当な事言ってますが、「賢く聞こえる」とも言われます。サウナの中で行われている遊びなのですが、マイナスな事を言われた事はありません。
さらに、別の記事では1,000人に「賢く聞こえるアクセント」調査を行った結果、
1位 ブリティッシュ
2位 ドイツ
3位 日本
という結果もあります。
皆さんが思っているほど、日本語アクセントは悪い物ではないですし、私たちのアイデンティティなので恥ずかしがる必要も全くないです。伝わらないのは問題ですが、伝わっているのであれば気にする必要がないと言うのが個人的な考えです。
今回このブログを読んでいる方にお伝えしたいのは、失敗する事は恥ずかしい事ではないし、間違えるのだって悪いことではないです。そもそも世の中は知らない事の方が多いので、知らなければ学べばいいだけです。話せるようになったら話すをしていたら、中々上達しないので、自信を持って英語でお話するといいのかな…と思います。
今回の数字はあくまでも一説です。所説あるので、全ての数字を鵜呑みにしないで頂ければと思います。
参考URL
Revealed: The Most (And The Least) Attractive English Accents In The World – CEOWORLD magazine
Ranked: British Accents Are the Sexiest Foreign Accent (preply.com)