⑤イギリス留学「YMS vs 語学留学」どちらのビザで渡航する

こんばんは

イギリスだけに限らず、留学する際にワーホリで渡航出来る国の場合、「学生ビザ」で渡航するか「ワーホリ」で渡航するか悩まれる方が一定数いらっしゃいます。
※イギリスの場合は、正式にYMSでワーホリではありません。

今回のブログでは、YMSでの渡航もしくは観光ビザで語学留学の渡航の比較です。
先に語学留学についてですが、イギリスの場合は6ヵ月以内の滞在はビザなしで滞在が可能です。6ヵ月超過、11カ月未満の語学留学は、「学生ビザ」が必要ですが、アルバイトが出来ない為選択される方はほとんど居ません。長期留学を6ヵ月以上の長期留学をご希望の方は、「アイルランド×イギリス」の2か国留学をされる方が多いです。その為、今回の比較は「観光ビザ」での語学留学で比較します。

アイルランド留学はこちら

目次

YMS と 語学留学 の違い

YMS語学留学
滞在期間2年間6カ月
延長能否不可不可
ビザの切替可能不可
学習期間制限なし6カ月
就労の能否可能不可
就労の制限制限なし就労不可
都市の移動可能可能
申請時の年齢18歳~30歳年齢制限なし(申請不要)

YMSの場合は、年齢制限があるので18歳~30歳の方のみしか渡航することが出来ません。
語学留学の場合は、ビザの手続きが不要のため、何歳でも渡航が出来ます。語学学校によっては30歳以上、50歳以上と年齢を設けているコースもあります。

ワーホリか学生ビザで悩んでいる場合、どちらのビザで渡航するのかについてですが、何を目的として渡航するのかにも異なります。これは私がワーキングホリデーにアイルランドに行く前に知りたかった事でもあります。そのうえで、もし過去に戻れるのなら「私はワーホリではなく、語学留学で渡航したかった」です。

本来は、下記の内容はオンライン相談時でしか言わないのですが、若者は電話が苦手と言う事を聞いたので、あえてコラムに書いています。全てが下記の通りになるわけではないので、参考程度にしてください。オンライン相談をご希望の方は、「オンライン個別相談」よりご予約をお願いします。

イギリス留学のお問い合わせの傾向としては、ヨーロッパ留学ではなくイギリス留学が希望と言う方が多く、他国を視野に入れてない傾向があります。また、イギリス留学は3か月未満の短期留学が多いです。このコラムは、YMSか語学留学で悩んでいる方向けに書いています。

YMS がオススメな方

渡航目的が下記内容であれば、ワーホリが向いている事が多いです。

・イギリスで働いてみたい
・キャリアアップがしたい
・既に他国で長期留学(ワーホリ)の経験がある
・年齢が28歳以上の場合

イギリスで働いてみたい

語学留学の場合は、いかなる場合でも働く事が出来ません。例え、ビザを申請してイギリスに語学留学をされても働く事が出来ないので、イギリスで働きたい方や海外就労経験が欲しい方はYMSビザでの渡航をオススメすることが多いです。

キャリアアップがしたい方

YMSは、他国のワーキングホリデーと異なり滞在期間が最長2年間あります。英語力のある方は、「事務職・事務員」等の仕事に就く事が出来ます。海外留学やワーホリをする方の中には帰国後の就職の心配をする方が居ますが、YMSの場合は、現地企業で長期的に働ける場合もあるため、海外でキャリアアップしたい方はYMSで渡航される傾向にあります。

既に他国で長期留学(ワーホリ)の経験がある

他国で長期留学やワーキングホリデーの経験がある方は、すでに英語力がある方が多いので、YMS一択で渡航される方が多いです。

年齢が28歳以上の場合

YMSで渡航する場合は、18歳~30歳の間にビザを申請する必要があります。年齢制限がある以上、28歳以上の方はYMSを選択される方が多いです。

語学留学の場合

・確実に英語力を身につけたい方
・1年未満の滞在を希望されている方

確実に英語力を身につけたい方

イギリスは日系企業も多く、日本語が必要な仕事なお仕事をされる方や日系の飲食店でアルバイトをする場合、途中で「英語力が無くても生活が出来る」という事に多くの方が気づきます。英語力が無いと言っても、ある程度の会話は出来ますし、買い物をしたり、レストランで働く事が出来るコミュニケーションは取れる方が多いです。留学未経験者や英語が苦手な方から見ると、「短期間で話せるようになって凄い!」と見えます。しかし、当事者はまだまだ全然喋れないと事実を知っています。これは、私がワーホリでアイルランドに滞在していた時の現象でしたし、多くの留学生がぶつかる壁です。確実に英語力を伸ばしたい方は、語学留学の方がオススメです。

イギリスの語学留学はいかなる場合でも働けないので、YMSで渡航し、長期間語学留学に行かれる方も居ます。この時の語学学校の時間帯は夜間のクラスや週2回のクラスに参加して、自ら英語を勉強する機会を設けるようにする傾向があります。

1年未満の滞在を希望される方

YMSビザは、最長2年間の滞在が認めら、多くの方が2年間滞在する前提で渡航されます。(1年間しか滞在しなくてもYMS申請時にかかる費用は同じです。)生活の基盤を整えるのに早い方で1カ月、時間がかかる方で3か月程度時間がかかります。イギリスの語学留学は、ビザの申請なく6ヵ月間滞在することが出来るため、就労経験を重視されない方は語学留学で滞在される方が多いです。

専門学生・短大生・大学生

番外編として、学生さんの長期留学の場合も「YMSで渡航」か「語学留学で渡航」するのか悩まれる方もいます。多くの国が1年間しか滞在出来ないですが、イギリスは2年間滞在することが出来るため、学生は語学留学を選択される方多いです。ただ、働く事が出来ないため、イギリス4カ月間+アイルランド8ヵ月の1年間留学を希望される方が居ます。

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傾向的に外国語に関係のある学部の方は、語学留学を選択される方が多い傾向にあります。
大学や家族との兼ね合いもあるので、相談しながら決めていますが、イギリスのYMSは絶対に一生に1回しか出来ないので、「どちらでもいいです」と言われたら、語学留学をお勧めする事が多いです。

イギリスは短期留学が人気!

イギリスの学生ビザは最長11カ月なのに対して、YMSは2年間のため、滞在期間で決められる方も多いです。さらに、イギリスの語学留学は、例え学生ビザを取得してもアルバイトが出来ないです。その為、1週間~3か月以内の短期留学が非常に人気です。ロンドンに旅行するかの様に語学学校に行かれる方も居ます。授業数をあえて減らし、異文化交流をしながらロンドン観光、イギリス観光を1~2週間されるプランもありますせっかく旅行に行くなら少し違った経験がしたい!と言う方もイギリスの短期留学に行かれます。

さいごに

以上が「YMSと語学留学の違い」と「何ビザで渡航するのか決める目安」です。

他国と比べると滞在期間が多く異なり、就労の能否も異なるので比較的悩まれる方は少ないです。仮に私が昔に戻る事が出来るのなら、英語力を付けてからYMSビザで渡航する事を選びます。円安の影響により、YMSで渡航する前にフィリピン留学に行かれる方が増えてきています。

フィリピンで英語力を底上げしてから、イギリスでの語学学校では1カ月程度で通いコミュニティ作りを行い、生活の基盤を整えてからYMSに行かれるプランもあります。語学留学をご希望の方については、フィリピン留学を行わず、直接イギリスに渡航します。

フィリピン留学はこちら

お話しを聞いている中で「語学留学の方が目的にあっているな」や「YMSの方がいいんじゃないかな」と思う事もあるので、上記は目安にはなりますが、全員に当てはまるわけではありません。留学の目的が分からない上で説明するのなら上記の様に案内しますが、直接お話をする場合は回答が異なる場合もあると思います。

イギリスのYMS申請は2024年より定員が6,000人に増え、先着順で渡航が可能です。「YMSで渡航しようか悩んでいる方」や「学生ビザと比較したい方」、「何も決まっていない方」もお気軽にご連絡下さい。

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この記事を書いた人

イギリスにある現地留学エージェントです。現地法人だから分かる、「イギリス留学に役立つ情報」をお届けするブログです。

現地留学エージェントは意外と少ないので、「リアルなイギリス生活」や「最新のビザの情報」「私たちの日常生活」「お客様の声」などをお届け出来るように運営しています。

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