本日は、イギリス留学の渡航先として人気なロンドン留学についてです。
日本からイギリス留学に行かれる場合は、圧倒的にロンドン人気が強くて他の都市を検討されない方が非常に多いです。弊社では、全てのお問い合わせに対して、他の都市に留学する手段がある事を伝えています。
地方都市のお話をすると、70%位の方は地方都市の検討をし始めて、そのうち過半数以上の方が地方都市を選択されています。今までこの事はコラムに書いていませんでしたが、現在のロンドンを知ってほしいなと思うのと、ロンドン留学のデメリットをフォーカスしたコラムを見たことがないので書こうかなと思います。
理解して頂きたいのが、今回はデータベースや留学生体験談ベースに書いているだけで、ロンドンを反対しているわけではないです。「凄くロンドンが好きなんです!」と言う方には向かないと思うので、このコラムは飛ばして頂いた方がよろしいかと思います。また、クレームは受け付けていないので予めご了承ください。
イギリス人が居ない
人口の統計を取るのは難しいので、多少の前後はあるかと思いますが現在のロンドンに住むイギリス人の人口は36%と言われています。登録ベースなので、ここに観光客を入れると恐らく生活している上で体感する人口は、30%を切ってくるかと思います。
イギリスだけでなく、その国の人口は自国民で成り立つべきと言う考え持っている方が多いかと思いますが、ロンドンはイギリス人がマイノリティになってしまい、現在の問題となっています。
※人口についてはあらゆるサイトの平均値で出していますが、多くのサイトが33%~38%の間にあります。
ローカル感がない
ロンドンではイギリス人がマイノリティなので、ローカル感がありません。建造物は美しいですし、有名な環境名所もたくさんあります。しかし、ローカル感がないのでイギリス人と交流する事で分かる文化と言う面で考えた時に不満を感じる方が居るのは事実です。
生活地としては人気があまりない
こちらに関しては、18名のイギリス人に「ロンドンに住むのってどう思う?」と聞いた時に返ってきた答えなのですが、「ロンドンは生活するのは大変だから、わざわざそこを選ぶ必要はないよ」、「仕事のオファーがあるならいいけど…」「お金があるならいいけど…」と回答する方が多く、「ロンドンに住んだ方がいいよ!」と言う声は意外なことにありませんでした。
その反面、「ロンドン観光ってどう思う?」と聞くと肯定的な回答しかありませんでした。もちろんその方によりますが、一定数の方は、「ロンドンは観光地として優れているけど、生活地としては大変」と認識されている方が多い印象でした。
英語が聞こえてこない
ロンドンに行くと毎回思うのですが、ロンドンでは英語があまり聞こえてこないです。お店や標識、アナウンスは英語で行われるのですが、移民や観光客が多いので人が話している言葉は英語でない事が多いです。1日1回はどこかで日本語が聞こえてきても不思議ではありません。
物価が非常に高い
姉妹会社で、北欧留学の案内も行っていて、イギリス語学留学×北欧ワーホリで渡航される方が増えています。短期留学の場合は、交通の利便性からロンドンを選択される方が多いのですが、物価が高い事で知られている北欧よりもロンドンの方が物価が高いと言う声が多いです。
イギリス全土で物価が高いと思われている方が多いですが、イギリス郊外とアイルランドの場合はアイルランドの方が物価が高いです。ロンドンとイギリス郊外では1カ月にかかる生活費が異なり、ロンドンは非常に物価が高いです。
治安が悪い
一般的にイギリスで行われる軽犯罪は、置き引きやスリが多かったのですが、最近はひったくりが増えている傾向があります。さらに、ひったくりは高級住宅地や治安が良い場所を狙って行われているので、スマホを首からぶら下げていたとしても、バイクや自転車でひったくられる場合は意味がないです。ロンドンだけでこのような事が行われている訳でないのですが、確実に犯罪数は上昇しています。
さいごに
オンライン相談時では、上記の事を必ず案内しています。それでも、ロンドン留学の情報が多いのは、ロンドン以外の都市にフォーカスしている留学エージェントが存在していないからかな…と思います。
弊社では、ロンドンだけではなく地方都市にも力を入れてご案内していますので、是非お気軽にお問い合わせ下さい。